【相談】理想通りに進めたいけど進めないという悩みについて
とある日に塾生と授業のときに話していたことを整理するためも兼ねてつらつらとまとめていくコーナーです。
そのとき話していたテーマは
「希望の進路はありますが今の状態ではそれを追うことが難しいのです。どうしましょう」です。
4つの未来
このテーマは、よくある「理想と現実」の問題です。
「理想と現実」×「未来」を考えたときに、
理想の未来として「妄想の未来」「期待できる未来」と
現実の未来として「妥当な未来」「投げやりな未来」とがあります。
(もっと分けることができれば、落としどころが増えるのですが、今回はこの4領域で)
もちろん、実現難易度順に並べると
「妄想の未来」>「期待できる未来」>「妥当な未来」>「投げやりな未来」
となります。
真に進みたい未来
「希望の進路」があるにしてそこには自分で進んでいくほかありません。
なので「希望の進路」を考えたときに「今日の自分の心と身体の状態」で何ができるのかを考えたいですね。
今日の自分はどうするのかを「自分で決定して動く」意識を作りましょう。
自分の状態を勘案した結果「やらない」ことになっても「やらない」と自分で決めた結果であることはとても大事なことです。
これが無いと、いつまでも「やればできるはず」といつまでも「妄想の未来」を追える自分であると思ってしまいます。いわゆる「まだ本気を出していないだけ」状態です。
「やらなかった私」「できなかった私」「ダメな私」をそのまま認められる強さは必要です。それによって、理想のイメージと現実の自分を合わせていくことによって、自分にとって最良の未来に進める可能性が上がっていくことでしょう。
しかし、この「やれない」「できない」「ダメ」を無理に隠そうとすると「できなかった言い訳を作り出し」てその場をなんとか逃れようとするし、そうすると「言い訳を作り出す」=(その場だけは)何とかなった、という負の成功体験が積まれることになってしまうでしょう。その結果は結局「やればできる(はず)」でしかありません。
今の自分や制約などなどの現実を知って、その中でどういう未来を創っていくのか。
現実とも理想とも少しずつ向き合っていくためにも、自分を知って自分で選んで人生進めていく意識が持てると良いですね。その中で自分に合った未来も見えてくるでしょうしその未来に気が付けているのであれば、自分の「プライド」に悪さされないぐらいの成長を得ていることでしょう。