復習する循環、復習しない悪循環
とタイトルのようなことを分析してみても、
いわゆる正論パンチ。
「(頭では)分かってるわい」
となってしまうだけ。
ということには違いないのですが、
小さな「納得」「意識」を積み重ねることで、
少しでも「行動」に働きかけられればと。
人の成長とはそれほどに難しく、それだけに価値がある。
さて、復習してない場合のよくある状況として、
授業進めていて「あれ?これ前にやったけど、内容入ってないか?」と思うことがあります。
もちろん、もう一度同じところを同じように説明する(のが完全個別の良いところな)のですが、
これがなかなか厄介ではあります。
状況としては
- ①復習してない
- ②やったはずなのに分からない
- ③同じところを説明するだけで時間が終わってしまう
これ自体は「まぁそうだろう」ということなのですが、
それぞれの心情を考えるとことはそう割り切ったものでもないのです。
これが、塾生側からしたら
①復習してない(ことに対しての後ろめたさ)
②分からない(から、できない自分と向き合わないといけない)
③同じところを説明(しているだけで先に進まないので成長を感じられない、授業自体が無意味に感じる)
→(結果、一層やる気が湧かない)
という風にいろんな角度からマイナスの感情が積みあがっていきます。
で、講師側からしても
もちろん「何度でも説明するよー」とはなるのだけど、
これが何度も繰り返しということになると、
①復習してない(学ぶ気持ち、成長したい欲はあるんだろうか)
②やったはずなのに分からない(塾生はどういう気持ちになってるだろうか)
(今回の説明もあまり意味のないものになってしまうのだろうか)
③同じところを説明するだけで時間が終わってしまう(目標に間に合うだろうか)
→(焦りと徒労がにじみ出てくる)
という感じで、疑心暗鬼とマイナスの思考に寄っていってしまいます。
特に講師にやる気や想いがある場合はその傾向は強まります。
ということで、
「一層やる気がでなくなっている状態」×「焦燥感と徒労感」の相乗効果。
数学では「マイナス」×「マイナス」は「プラス」になりますが、
この場合は、多くのケースで大きなマイナスとなるでしょう。
逆の場合は、次のような好循環が回り始めます。
- ⓪復習のめんどくささを乗り越える
- ①復習している(やったことが身に付いている実感)
- ②分かる(面倒なことでも意味があったとメンタルが強くなる)
- ③同じところを説明 する必要がないから先先進む。
この⓪を越えていくのがどれほど難しいことか。。。
一緒に試行錯誤しながらやっていきましょうー!