ごあいさつ

new-look設立した頃、世の中には「中退したら人生終わり」という風潮がありました。
中退というだけで、情報も得られず、または得ることを諦め、自分で自分をダメだと決めて、限られた選択肢を進んでいく。
その結果、「中退したら人生終わり」と言われるような道を進む人たちも大勢いました。

そこから10数年。不登校の数は激増する一方、通信制高校が一般化し高校中退する人は激減しました。
「光が強くなれば闇が濃くなる」とはよく言われることですが、通信制高校という光に救われる人は増えましたが、一方で「通信制高校に進まない」もしくは「通信制高校でもダメだった」の闇は力を増しています。

光と闇が表と裏の関係であるなら、光には光の良さが、そして、闇には闇の良さがあると思っています。
また社会の情勢を鑑みると、あっという間に光が闇になることもあれば、逆に闇が光になることもありえるように思えます。
new-lookではもちろん「高校中退」や「不登校」を主眼に置きながら活動を続けていきますが、「高校中退」や「不登校」のみを対象とした活動を行うという事ではありません。
むしろこういった混沌とした社会情勢の中では、色んな属性の人たちを混ぜてその中でお互いに学び合う形が適当なのではないかと思っています。

設立から10数年でいろいろと経験させてもらったこともあり、new-lookにできることの幅もかなり広くなりました。
その知見をフルに活用して、「高校中退」「不登校」をはじめ、地域や日本中のすべての方々にとって意味のある場所を作っていきます。

2024年10月1日

new-look・TOB塾代表 山口真史 経歴

  • 1981年奈良県生まれ。2歳のときに大韓航空機撃墜事件で父親を亡くし、母子家庭で育つ
  • 2000年に奈良工業高専を中退
  • 2001年に関西学院大学社会学部入学し、NPO法人BrainHumanityで活動
  • 2005年 大学卒業後、総合人材サービスの会社で人材紹介の部署で約2年勤務
  • 2007年から関西学院大学大学院にて教育学修士を取得するかたわら、NPO法人BrainHumanityなどで非常勤スタッフとして活動
  • 2009年からは私立中学・高校の教員(社会科)として担任・学年主任などを経験し退職
  • 2013年5月一般社団法人new-lookを設立し代表理事、TOB塾代表となる
  • 2016年 園田女子大学非常勤講師:ボランティアの理論と実践(~2019年)
  • 2016年 関西労災看護専門学校非常勤講師:教育学(~現在)
  • 2016年 社会福祉法人すいせい評議員(~現在)
  • 2016年 第6回近畿地区版人間力大賞会長賞を受賞
  • 2016年 第30回人間力大賞 文部文部科学大臣賞を受賞
  • 2019年 国際ソロプチミスト神戸東 クローバー賞を受賞
  • 2020年 一般財団法人植田記念会を設立し代表理事に就任(~現在)
  • 2023年 大阪青山大学非常勤講師:教育社会学(~現在)