「頭と尻尾はくれてやれ」
相場の格言に「頭と尻尾はくれてやれ」という言葉があります。
一番安い時に買って、一番高い時に売ればそれはそれは儲かります。
これができれば苦労はしないですし、これを狙えば狙うほど機会を逸しますし、
一度ぐらいはできるときもあるかもしれませんが、狙って毎回なんてそもそも不可能です。
ということで、一番安い時(しっぽ?)と一番高い時(頭?)は誰かにくれてやればいい、という考え方が大事になってきます。
“完璧主義”で“白黒はっきりさせたい”と考える人は世の中に増えているように、
塾生たちにもそういう傾向はみられます。
私は、大人になることは、
・清濁併せ吞む
・もやもやを自分の中に含みおける
ことだと思っています。(私もまだまだですが・・・)
また、情報社会のなかで“答えっぽいもの”を見つけやすい世の中だからこそ、
難しくも大事な考え方なのかもしれません。
全部完璧でなければならないという「あたまとしっぽ」の重荷は降ろしてしまって、
今の自分自身を見つめつ、進んでいけると良いですね。