高認ってなに?

みなさんは高卒認定資格(通称:高認)のことをご存知でしょうか?その昔は「大検」と呼ばれていた、高校卒業の代わりとなる資格のことです。

高校に通わず大学などへ進学したい人は高認をとろう!

高認の試験は毎年8月と11月なので、合格すればその年度内の大学受験に間に合うんです。TOB塾でも毎年春~秋にかけては高認に挑戦する人がいます。
みんな最初は「高認ってなに?どうしたらとれるの?」と言います。なかには「勉強とか苦手だし…」「自分なんかが受けても…」という人も。でも実は高認は対策すれば意外と簡単なんです。

今までたくさんの高認合格者を輩出してきたTOB塾が、高認のことをまるっと紹介します!

高認ってなに?

正式名称は「高等学校卒業程度認定資格」と言います。(長い!)

高等学校卒業程度認定試験 - wikipedia より抜粋高等学校卒業程度認定試験に合格した場合、以下の効果が発生する。
 1.公的に「高等学校を卒業した者と同等以上の学力がある」とみなされる。 2.大学・短期大学・専門学校の入学試験の受験資格を得られる。 3.就職の際、地方自治体・民間企業の一部から高等学校卒業と同等に扱われる。

高認をとれば「高校を卒業したようなもの」と認められます。

つまり高認さえとっていれば、高校を卒業しなくても大学や専門学校に進学できます。
さらに就職面でも、高認を「高卒以上」として認める企業も年々増えてきています。

学校に行かなくても、高認をとれば進路がぐっと広がります。

どうすればとれるの?

 まずは出願しよう!

高認の試験は8月(第1回)と11月(第2回)の年2回です。
受験するには、前もって受験センターに書類を送る必要があります。これが出願です。

出願の時期は 4月末~5月初め。または8月末~9月初めです。

▼ここがポイント!

出願に必要なもの
・願書(文部科学省 TEL:03-5253-4111 に電話して取り寄せ ※数日かかります)
・単位証明書(行っていた高校に電話して取り寄せ ※数日かかります)
・住民票(身分証・印鑑・500円を持って、市役所の市民課でもらう)
・収入印紙(郵便局へ行き、4500~8500円で買う ※受験科目数で値段が変わる)

試験対策をしよう!

高認では、確実に点数に結びつく問題(毎年出る問題)を調べることが重要です。
そういう問題を短期間で集中して覚えることで、3か月での全科目合格も可能です。

高認の極意は「過去問を知り、短期間でガツンと覚える」こと!

▼ここがポイント!

高認の難易度は、例えるなら原付運転免許くらい!
・高認に出てくる問題は、範囲が狭いうえに、毎年ほぼ同じ内容の繰り返し。
・高認に出てくる問題は、ぜんぶ4択問題。ヤマカンで解いても正解率は25%
・高認の合格点=60点より点数が低かった人たちの平均点=だいたい40~45点

いざ受験当日!

各都道府県の試験会場で、2日連続で試験が行われます。制限時間は1科目50分。
人によって受ける科目数が変わりますが、最大で8~9科目です。

科目数が多い人は持久戦になるので前日は沢山寝ましょう!

▼ここがポイント!

マイペースに取り組める「科目合格システム」
・合否は科目ごとに決まる!(国語3点・数学50点なら、国語だけ不合格・数学は合格)
・合格科目は永久に有効!(1度数学を合格したら、2度と数学は受けなくてもOK!)
・8~9科目分の合格証明が揃えば高認ゲット!自分のペースで着実に攻略しよう!

科目免除ってなに?

科目免除とは「高校で取った単位を利用して、試験の科目数を減らす」技です。
例えば高校で国語の単位を一定数とれば、高認では国語の試験を受けずにすみます。
このため難しい科目の単位を高校でとり、簡単な科目を高認でとるのが効率的です。

通信制高校と高認試験の組み合わせは、特に相性が良いです!

▼ここがポイント!

高認を受ける前に、科目免除できるかを調べよう!
・もといた高校に問い合わせて「単位証明書」を発行してもらおう。
・1年近く高校に居た人は特に免除の可能性が高いので絶対にチェック!
・高校でとった単位が多ければ、超簡単に高認をとることができる!

勉強とか自信ないけど平気?

「中学の内容すら怪しい…」「勉強とか無理…」「自分とは違う世界の話だろ…」

高認のことを知っても、こうした不安から受験を見送る人がよくいます。
実は私もかつて高認に不安を感じて、定時制高校へ通うことを選びました。
でも卒業して数年後、高認の内容を知って後悔しました。
あのとき高認を選んでいれば、もう2年早く進学できたのに…と。

高認は受験料も安く、全部4択問題。ぶっちゃけくじ引きです。
勉強に自信のない人にこそ合格してもらえるよう、簡単に作ってあるのです。

実際、一切勉強していないのに勘だけで受かる人すら居ます。

▼ここがポイント!

勉強に不安を感じて高認を受けずに諦めてしまうのは絶対に損!
・高認は、勉強や学校が苦手な人が合格しやすいように作られている。
・大切なのは「過去問を知る」「短期間で覚える」「クジ感覚で挑む」こと!
・大多数の人が、1年以内に全科目を合格して高認をゲットしている!

いくらかかるの?

高認試験を受験するためにかかるお金は以下の4種類です。

出願料

受ける科目数収入印紙代
3科目以下4500円
4~6科目6500円
7科目以上8500円

住民票の代金

おおむね300~350円程度(市町村により異なる)

願書の送料

・通常の送料(約80円)
・簡易書留郵便の代金(約500円)

会場までの交通費

おおむね2000円以内(利用する交通機関により異なる)

すべてを合計した金額

受ける科目数必要なお金
3科目以下7500円 以内
4~6科目9500円 以内
7科目以上11500円 以内

上記のお金は受験1回ごとに必要になるので注意しましょう。

まとめ

● 学校に行かなくても、高認をとれば進路がぐっと広がる!

● 出願の時期は 「4月末~5月初め」 と 「8月末~9月初め」 !

● 高認の極意は「過去問を調べる」と「短期間で覚える」!

● 通信制高校と高認を組み合わせると、かなり効率がいい!

● 運だけで受かる人もいる!やらずに諦めるのは絶対に損!

● 受験料は1回の受験ごとに7500円~11500円以内!

高認に関する疑問は、TOB塾にお尋ねください。
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