R.Tくん(龍谷大学入学)
―TOB塾を知ったきっかけは?
多分インターネットで調べたんだと思うのですけど、2年前なのでさすがに忘れました。
ただ、僕元々通信制高校のサポート校を利用していて、そちらを辞めて代わりの塾を探していたのは覚えています。行ってたところはめちゃくちゃ優しかったんですけどあんまり勉強を見てくれなかったし学費も高くて、それに居心地も良くなかったし。サポート校の方では人と関わるようにイベントにずっと声かけてくださっていたのですが、この高校の期間はそういうのはいいって思ってたから、断るのが気まずくて。
TOB塾に来て最初山口さんが話してくれたんですけど、ここだったら勉強見てくれるかなって思いました。
―学習やるためにって感じやってんね。
とは言っても、家で全然やってなかったし、学習習慣もなかったので2年生の頃はTOB塾に来る週2回の授業時間だけが勉強をやる時間でした。
それ以外の時間はアルバイトやったり、趣味のイベントに行ったり。
授業も雑談半分、勉強半分。この頃は家から定期的に外に出る習慣をつけるために通っていたところもあります。
―2年生の終わり頃に人が変わったように急にスイッチ入ったけど、どんな心境の変化があったん?
元々は芸大に行こうって思っていました。将来イベントの企画などに携わりたいなって。受験勉強もほとんどせずに入れるし。
ただ、コロナが流行ってからイベントが軒並み潰れていって、イベント関係での就職を考えていたから不安もあったし、芸大って施設使用料が高いこともあってオンライン授業になったらもったいないし、受験勉強をする方向で考えるようになりました。
やるんだったらもうこれはビリギャル的勉強やっていいとこ目指すしかないなって。
―本当に0からの学習だったよね。つらくなかった?(こちら的にはストイック過ぎて少し心配していました。)
思っているより辛くはなかったですが、戻りたいとは思わないです(笑)
勉強から逃げている期間もトータルで2~3か月分くらいあったと思います。勉強する形には入っているのにスマホ触ってるだけで1日が終わったり。
―後期試験までもつれ込んだけど頑張りの成果が出てよかったです。入学して約1ヶ月半経ちますけど今はどうです?
実は入ってから1週間くらいは仮面浪人も考えていました。関関同立以上の学校を目指していたので。
ただ、同じように関関同立落ちしてる人や国公立落ちしてる人など境遇似ている人が多くて話は盛り上がるし、大学のコロナの対応も良いので今では龍谷気に入っています。
大学の友達と受験勉強やった話とかめちゃくちゃ盛り上がって、受験勉強やっててよかったなって本当に思います。
―最後に、これからやられる方に何かメッセージがあれば。
3つあります。
1点目は、(辞めた後の状況など)つらかったら今より悪い時はないって思うことです。学校辞めたら自分でそう気持ちを持っていくしかないので、これ以上悪くならないように行動しようって気持ちが大切かと思います。
2点目は、目標は高く、2個上くらいを目指す気持ちが大事です。大学受験をやって感じましたが、志望校のレベルで学習していても通らないです。滑り止めで妥協した結果、志望校に落ち着くくらいのところを。同級生の話を聞いていても、龍谷大学に一般入試で来ている人の中で龍谷大学第一志望0人説があると思えるくらい滑り止めの人ばかりです。
最後に、僕が家にいるとダメだったというのもありますが、勉強じゃなくても何かした方がいいです。アルバイトしたり、ライブに行くとかでも。家にいる方がいいって人もいると思うので、これは絶対にではないですが。
―何かやってたら大学入学後に話題にもできたりしますので、友人作りのうえでも大切ですね。ハードなスケジュールの中、今日はありがとうございました。
インタビュー後記
インタビュー中授業の話はあまり出ませんでしたが、スイッチが入った後、授業は自分では進めにくい科目を無理やりやる時間にして、また定期的な間隔で来るのを利用して自学で落ち込んだり乱れたりした気持ちをリセットする場として活用されていました。
受験勉強に向けてアルバイトなども辞めると、人と関わる時間が少なくなるので、話して息抜きする場としても使われており、直接担当しているわけではなかった私自身も夜によくお話していたのを覚えています。
高校を辞めた時のつらかった時などのお話も聞いていた分、こうして明るく今が楽しいです!というお話が聞けて良かったです。