最近の相談あるあると社会情勢
最近のご相談で多いのは、
不登校→相談→通信制転校→終了
この流れ。
数回の面談とか、SNSなどでのやり取りとか、一旦入塾届を出した後とかでも、
「ありがとうございました」
「通信制進んでみて困ったらまた連絡します」
と終了していく流れがとても多い。
相談してもらうことでいろいろ気付きや整理を経て、
自分で考えて選んで、次に進めることはとても良いこと。
そこは素直に先に良い成長があることを祈りつつ。
ここだけでもだいぶ10数年の違いはあるなぁと。
元々多かったのは、
不登校→相談→入塾→通信制や高卒認定→大学など進学
という流れ。
通信制高校が当たり前になったことも影響しているだろうし、
通信制に通いながらともならないのは、通信制高校にかなりの費用が掛かるところが増えたことも影響していると思う。
ともあれ、少し前まではいろんな状況の塾生や学生スタッフたちが一緒になって
あれもこれもいろんな活動を進めたり、スタッフの育成を回したりすることができた。
が、こういう流れを作ることがなかなか難しくなってきている。
今入塾してくる人は、
①通信制高校行きながら大学進学を目指したい
②通信制高校でもダメだったけど何とかしたい
③年齢的に18歳以上なのですが入塾できますか?
の大きく3つの方向性になっている。
なんだけど、そもそもそういう人たちと繋がれることは少ないですし、
①の人は勉強頑張りたい人たちは同じく勉強を頑張っている存在は欲しい。
と思っている人が多そうな一方、
②③の人は、とりあえず自分のことの一歩一歩。という感じなので、
あまり人が多くないことを好みそうであったり。
(特にうちは、通信制高校と組んで何とかしよう、という方向性ではないので。
今の社会の流れとしては、なかなか人が集まってくる形にはなりづらい。
なぜ通信制高校のサポート校にならないのか?という話は、
先の通信制の費用の問題もあり、new-look的な考えや方針もあり。ですが、また別の機会があれば)
そして、費用や経営の話で言えば、
「不登校とか相手にしてるなら、そういう人がむちゃくちゃ増えているし補助金とかもたくさんもらってるんでしょ?」
とかもよく言われる。
が、
・そもそもうちのような枠組みでもらえるような補助金はないのと、
・もしそういう補助金があったとしても、私たちの考えが曲げないで済むかどうかを慎重に見極めたいのと、
どのみち、そういったものに頼らない運営方法を探っていきたいところ。
とはいえ、目の前の人たちも困っているわけなので、
それはそれで何とかできるならしていきたいところだし。
やりたいことと、お金の周りと、人の周りと。ますます難しいところですね。